はじめに
どうもfuku_yoshiです。
皆さん、仕事をする上で、企画を考えることはありませんか?
編集者は、特に企画を出すのが仕事みたいなところがあり、
僕も毎日のように新しい企画を考え続けていました。
毎日企画を考えるようなエンターテインメント業界などは稀にしろ、
どんな仕事や業界であれ、大なり小なり企画を出すことはあると思います。
今回は、そんな仕事に欠かせない企画をテーマに、
僕の出版社での経験を踏まえて
より良い企画案を出すためのアイディア発想法を5選紹介しようと思います。
いつものように、こんな考え方もあるのかと、
参考程度に読んでいただけたら幸いです。
発想法1:企画は0から作るものではない
突然ですが、
企画は0から作ると思っている人は多くないでしょうか?
かくいう僕も、企画は0から作るものだと思っていました。
先輩S「おォい! この企画案、何参考にして出したんだ!?」
ワイ 「え…自分の中で一週間考えて出しました」
先輩S「オ、マ、エは!企画ナメてんのか!?」
ワイ 「いえ…え?」
先輩S「お前の頭で0からモノ考えていい企画出ると思ってんのか!?
企画出す時は、ちゃんとリサーチして理由のある企画を出せやコラァ!」
それから、どのように企画を出せばいいのかは全く教えてくれなかったですが、
暗に0から企画を考えるのは間違ってるよ、という先輩なりの熱い激励でした。
今にして思えば、教えるのが面倒だったのではなく、
自分で考えるように促してくれた、とても優しい先輩だったのでしょう…。
と、頭ごなしに否定されたことをちょっと恨み節のように書きましたがw
実は、これは本当にいいアドバイスだったと思っています。
そして、そんな先輩たちの企画の出し方を観察していると、
とある共通点が見えてきました。
それが、既存の企画ネタを元に自分たちの企画を組み立てている
ことだったのです。
つまり、企画案にはいわゆる元ネタがあり、
その元ネタに自分のアイディアを上乗せするのです。
そして、その割合は元ネタが約9割、自分のオリジナルアイディアが約1割。
イメージとしては、
元ネタA+元ネタB+オリジナルアイディア=企画案
のような感じで、元ネタは一つだけではないことが多いです。
中には、なんだパクリじゃんって思う方もいるかもしれません。
先輩S 「今、俺たちが出してるアイディアなんて、所詮、知らず知らず過去の経験から着想を得ていたりすんだよ! 今の世の中で本当の意味でのオリジナルなんて存在しないに等しいんだ!分かったかタコ!だいたいお前みたいなry」
オリジナルがないと言う先輩の理屈は少し暴論かもしれませんが、
それでも、企画は0から作らなくていいと思えたのは大きかったのです。
しかも、元ネタを使う過程で、
当然、顧客のニーズにあったもの元ネタをリサーチしているはずなので、
企画案として、リスクの少ない高クオリティの企画案が完成します。
詳しくは分かりませんが、最近だとyoutubeを見ていても、
この方程式は当てはまっている気がします。
例えば、再生数の多い動画の関連動画…、
非常に似ている企画の動画が多かったりすることはありませんか?
おそらく、企画が似ていると、
アナリティクスで、関連動画として似た動画を出しているんだと思います。
数字が取れている動画を視聴した人たちにとって、
似た傾向の興味ある動画を出せば、ついでに見てもらえる確率も高まるでしょう。
おそらく、再生数の高い動画と、わざと同じような企画を元に動画を作成し、
戦略的に伸びる動画を作っているんだと思います。
閑話休題、多くの企画は、
基本的に0からでなく、ニーズのある企画を元ネタにして、
そこから着想を得て新しいものを生んでいるんです。
もちろん企画を0から立ち上げることはもちろんありますが、
数多くの企画を出さなくてはならない企業にとっては、
こういった元ネタから企画を作るのが普通だと思って企画を作るといいと思います。
発想法2:トレンドや季節は大きなヒント!
それでは、企画の元となるネタ探しは皆どうやっているのでしょうか?
ここからは実際に出版社で使われていたネタのヒントとして、
いくつか例をあげて紹介します。
社会人の方ならば、もはや常識、基礎中の基礎かと思いますが、
一番簡単なのは季節に合わせたネタや、流行のトレンドに寄り添ったネタから
アプローチする方法です。
例えばファッション誌などでは、季節に合わせて夏・冬コーデ特集や、
サッカーW杯の時期には、観戦に来た女性客のファッションチェック特集、
山登りが流行した際には山コーデ特集など…
季節や、トレンドに合わせて企画を立てて特集しているのがよく見られると思います。
※今回は割愛しますが、出版社の場合は流行やトレンドを自ら作ると言うパターンも存在します。
漫画のネタなどでも、恋愛漫画だったらバレンタインイベントを入れたり、
時事的に問題なければオリンピックネタを入れたりしてますよね。
このように、季節やトレンドに絡める企画は数多く、
一番外れない企画案の一つになります。
発想法3:自分の中で困っていることを探せ!
企画は、基本的に顧客、出版社なら読者に向けてのものでした。
だから皆さんも企画を考える時は、
必ず顧客や読者の立場に立って企画を考えることが多いでしょう。
しかし、客って何を求めているんだろう?
と、思考の坩堝にハマってしまう時もあるとおもいます。
そういった時は、視点を変えてみるのは意外と重要なことです。
視点を変える…つまり自分視点に変えるのです。
自分だったらどういうサービスがあったら嬉しいか、
どういう商品があったら嬉しいか、
どういった記事や特集を読んでみたいのか…
自分が必要と思えないサービスや、面白いと思えない特集などは、
やはりいい企画になり得ないと思います。
つまり、意外と企画出しのヒントは自分の中に眠っていることがあるんです。
例えば、カシオのG-SHOCKの開発者は、
自分の着けていた腕時計が人とぶつかった拍子に落として壊れてしまった経験から、「落としても壊れない丈夫な時計」を作りたいと企画を出して、
G-SHOCKを開発したそうです。
また、最近話題のアサヒビールの生ジョッキ缶では、
きっかけはお客さんからの要望だったそうですが、
「家でもお店のような生ジョッキを飲みたい」という
もともと商品企画を考えていた人たちが思っていたことから
企画がスタートしたそうです。
私も、規模は違いますが…
ちょうど自宅のトイレが壊れてしまった時に雑誌で最新のトイレ特集を組んだり、
料理漫画担当の時は、自分が食べてみたい江戸時代の豆腐料理をネタに、
漫画家さんにネタ出しして採用されたりしていました。
意外に自分の中のヒントが企画につながることは多いのです。
発想法4:盲点をなくし、視野を広く持つ!!
ここまで、
元ネタを探してアイディアをプラスする企画案
季節やトレンドからの企画案
自分の中のヒントからの企画案
を紹介しましたが、
次の企画を出すパターンは、業界を飛び越えたところからヒントを探す方法です。
元ネタ探しに似ていますが、
この元ネタを一見全く関係のないジャンルからヒントを得ることで企画を出す方法です。
例えば、ソーシャルゲームを例にあげましょう。
今では一般的ですが、ソシャゲのイベントで、
ガチャを回せば回した分だけ何割か戻って来たり、
安くなるイベント企画があると思います。
実はこれ、ドーナツ屋の割引をヒントにしていると聞いたことがあります。
一見ゲームの企画に、ドーナツ屋の企画は全く使えなさそうですが、
落とし込み方によっては大きなヒントになったりするんです。
発想法5:インプットをたくさんしよう!
より良い企画を出すために一番重要なのが、インプットです。
自分の中にたくさんの引き出しが用意されていればいるほど
たくさんの企画が出せて、そのうちいくつかの企画がヒットするでしょう。
つまり、数打ちゃ当たるです。
なんでもいいので、好きなことをたくさんやってみてください。
映画が好きなら映画をたくさん観たり、
ゲームが好きならゲームに興じてみるのもいいでしょう。
そして出来るなら、たまにはいつも自分が選ばないものにも触れてみてください。
例えば、コメディ映画が好きでそればかり見ている人でも、
たまにはホラー映画を見たり、サスペンス映画を見たりするのです。
ひょっとしたら自分の知らない発見があり、
それが仕事に生きることがあるかもしれません。
一見、仕事と関係ないように見えても自分の中にアイディアの原石がストックされているでしょう。
日々仕事は忙しいと思いますが、
机に向かっているだけで仕事をこなすだけではいい企画は舞い降りて来ません。
どんな形にせよ、インプットをたくさんしていると、
企画を出す時のアイディアの発想力は格段に変わります。
より多くの引き出しが自分の中にあるのが大事だと僕は思うので、
ぜひ皆さんも無駄と思っても色々な経験をしてインプットしてみてほしいです。
その無駄が、より良い企画に通じることがあるかもしれません。
最後に
改めて、企画考えるのって本当に大変ですよね…
特に入社したての新人は、日々の業務に忙殺される中、
人よりも数多く企画出しを求められたりする企業も多いのではないでしょうか。
う〜ん…社畜時代を思い出しても、辛い記憶の方が多いです…
しかし、先輩から教えられた
「企画は0から作らなくていい」と言うアドバイス…
僕にとっては、本当に目から鱗でした。
ある意味で、企画出しの大変さを9割くらい…いや7……
5割くらい軽減してくれたと思っていますw
それだけ大変な思いをして出した企画が、
万が一にもボツになったりすると本当にやるせないですよね…
しかし、同時に自分が立てた企画が採用されて、
それに顧客…僕の場合は読者からの反響があった場合、
これほど嬉しいことはありませんでした。
きっとその経験は財産になり、皆さんの仕事のモチベーションにも繋がります。
今回もいくつか経験談を元に書かせていただきましたが、
ぜひ、参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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